日本勢は岩渕香里(北野建設)が93・5メートルを飛び7位、勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)が88・5メートルで11位に入り、免除の高梨沙羅(クラレ)、伊藤有希(土屋ホーム)の2人を含め、4人全員が24日の本戦に進出した。

 昨季、同じ会場で行われたW杯で6位に入った岩渕は「去年、しっかり飛べたのでいいイメージでこられた」と話す。今季は9位が最高でW杯個人総合18位につけている。「アプローチが決まれば飛んでいくと思う」と上位進出を目指す。

 勢藤はやや飛距離を伸ばせず納得いかない表情を浮かべた。「助走路の角度が緩やかな方が飛びやすいので、ここはちょっと得意ではないかな。タイミングが合わなかったし、助走路の重心の位置がいつもと違った。いつも通り飛べれば」と悩ましげだ。22日が誕生日。選手やコーチらに「ごはんケーキ」やプレゼントで祝ってもらった。「前回大会も祝ってもらった。ごはんケーキはごはんで作っているので甘くはないけどおいしかった」と、活力にするつもりだ。