男子SPで、宇野昌磨(19=中京大)は92・43点で2位だった。

 最初の4回転フリップの着氷でわずかに乱れると、続く4回転と3回転のコンビネーションは、4回転の着氷で手を付き、連続技にならなかった。最後の3回転半はきれいに決めたが、わずかに1位の金博洋(中国)に及ばなかった。

 前週韓国で行われた五輪テスト大会、4大陸選手権からの異例の連戦。直前の練習でもジャンプミスを連発するなど万全な状態ではなかった。「絶対にやってやる」と臨んだが、「滑る前の不安だなという気持ちがそのまま演技に出てしまった」。体は正直だった。

 日本勢14年ぶりの優勝がかかる26日のフリーに向け、「ミスに引きずられずに、挽回したい」と力強く話した。