距離複合の女子で日本のエース石田正子(36=JR北海道)が、トップと1分21秒8差の10位に入った。

 前半クラシカル(7・5キロ)から前を行く4人の後の集団につけた。6キロ過ぎで他選手に絡まれ転倒したとはいえ、焦ることなく前を追い10位で折り返した。

 ピット作業(スキーの交換)で時間を要し、順位をいったん下げたが、後半フリー(7・5キロ)でも快調に飛ばした。一時は9位まで順位を上げたものの、最後の上りで競っていた相手にスパートをかけられると追いかける余力は残っていなかった。「順位は良かったと思う。スキーも滑っていたし、スケーティング(フリー走法)も良かった」と満足げに笑った。

 次戦は28日の同10キロクラシカルに出場する。7大会連続出場のベテランは「6番に入りたい」と今大会の初戦で好スタートを切り、気合を入れた。