女子の小平奈緒(相沢病院)が500メートルで36秒80の1位、1000メートルで1分13秒17の3位となり、両種目ともトップだった25日の結果と合わせ、日本女子初となる総合優勝を飾った。

 小平は浮かれることなく、落ち着いた口ぶりで快挙について語った。

 -日本女子初の総合優勝

 「まだまだ先に見据えるタイムがある限り、頂点というのはもっと先にあるのかなと思う。500メートル、1000メートルとも世界最速では滑っていない。この体でまだ伸ばせる部分はある」

 -主要大会が続いた2月を振り返って

 「いい形で締めくくれたのは次の五輪に絶対つながってくると思う。いい記憶はモチベーションにつながるので、いい2月を過ごせた」

 -五輪への思いは

 「小学生の時に長野五輪を見たことが今のビジョンをつくる最大のきっかけになった。(金メダルに輝いた清水宏保らと)同じような景色を見られたらいい」

 -30歳にして大きく伸びている

 「他の人と比べたらスロー再生のような競技人生だけれども、着実に一歩を踏んでいる。自分らしい歩き方だと思っている」

 -結城コーチの存在について

 「世界一の指導者だと思う。先生の下でやるという決断をして良かった」