ノルディックスキーのジャンプ女子の世界選手権で銅メダルだった高梨沙羅(20=クラレ)が28日、フィンランドから成田空港着の航空機で帰国した。

 五輪、世界選手権の2大大会で5度目の挑戦だったが、またも金メダルに届かなかった。「目標の試合に自分(のピーク)を持って行く力が足りないとあらためて実感させられた。自分のやるべきことに集中できなかった」と話した。

 14年ソチ五輪の覇者カリーナ・フォクト(ドイツ)に連覇を許した。カリーナについて「強い選手だけど、普段からきれいなジャンプ。失敗せずに安定している」。平昌五輪へ今回の負けを「つながるよう反省したい」。大舞台で勝てない呪縛。そのカギを探し続ける残り1年になる。