世界86位の西岡良仁(21=ミキハウス)が惜しくも敗れた。

 全豪準優勝で、元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン)に第1セット4-2、第2セット2-0とリードしながら、ともに追いつかれ、6-7、3-6のストレートで敗れた。

 西岡は第1セット、第3ゲームでナダルのサービスゲームを破り、4-3までお互いにキープが続いた。しかし、続く第8ゲームで、30-15リードから、放ったショットが微妙なアウト。西岡はビデオ判定を要求しなかったが、テレビ画面上でのリプレーではインだった。そこからサービスゲームを落とし、最後はタイブレークで突き放された。

 第2セットも2-0から、すぐに自分のサービスゲームを落とし追いつかれ、そのままナダルに追い越された。しかし、西岡の健闘に、コートを去るときは、観客が総立ちで見送った。西岡はATP500大会で自身初のベスト8をマーク。6日に発表される最新世界ランクでは、自身最高の70位前後に上昇する。