東レ(レギュラーラウンド6位)がトヨタ車体(同5位)に25-21、23-25、25-17、25-17で勝ち、通算2勝2敗とした。勝ち点を7に伸ばし、準決勝進出に望みをつないだ。

 東レは、今季限りでの引退を表明している五輪4度出場の木村沙織(30)が、スパイクで、両チーム最多の20得点をマークする大活躍。負ければ、準決勝進出がなくなり、5日が木村自身にとっても現役最後の試合となるピンチを踏みとどまった。「今シーズンの残り試合は少ないので勝てて良かった」。

 ただ、5日の試合でNEC(同1位)に敗れれば、その場で終戦。勝っても、日立(同3位)とJT(同4位)との試合の結果次第では、木村の現役最後の舞台となる可能性がある。しかし、「最後になるのは意識していない。試合に、自分たちのできることを精いっぱい出し切りたい」と、準決勝進出への望みをかけた。