東地区2位のアルバルク東京が、大阪エヴェッサに71-70と辛勝した。前節の栃木ブレックス戦で左手首を捻挫したディアンテ・ギャレットを欠き、第1Qで9点差をつけられるなど大苦戦。それでも、途中加入の元NBAスパーズのジェフ・エアーズ(29)が24得点と活躍。終盤までもつれた試合を1点差で逃げ切った。

 エアーズは「ギャレットがいない分、リーダーシップを取って、チームメートを励ました」と、試合中もプレーが止まるたびに、チームメートに声を掛け続けた。NBAファイナルで優勝経験を持つだけに、冷静にチームプレーに徹し勝利を呼び寄せた。伊藤ヘッドコーチ(HC)は「エアーズのしっかりディフェンスをする姿勢が、プレイステッドとともに、チームにいい影響を与えている」と話した。

 A東京は32勝目で、試合のなかった東地区首位栃木ブレックスと勝利数で並んだ。なお、ギャレットは全治約2週間で、伊藤HCは「手首の腫れがひかないと、試合には出られない」と見通しを話した。