男子ショートプログラム(SP)で世界選手権(29日開幕・ヘルシンキ)代表の宇野昌磨(19=中京大)が世界歴代2位相当の104・31点をマークし首位に立った。自己ベストを4・03点上回ったが、国際スケート連盟(ISU)によると主要国際大会でないため、非公認となる。

 冒頭の4回転フリップ、続く4回転、3回転の連続トーループ、3回転半とすべてのジャンプを美しく決め、最後まで流れるようにノーミスで滑り終えると、すぐさま右手で何度もガッツポーズ。今季1番の出来に、うれしそうに氷上を小走りした。3週間後に迫った世界選手権へ、勢いのつく演技となった。

 無良崇人(26=洋菓子のヒロタ)は、冒頭の4回転ジャンプで失敗し、78・68点で2位につけた。