SP2位の無良崇人(26=洋菓子のヒロタ)は、フリー2位の141・06点、合計219・74点で宇野昌磨に次ぐ2位だった。

 序盤に2度跳んだ4回転トーループの着氷がともに乱れるなど、ジャンプのミスが重なった。本番リンクで調整する機会が6分間練習しかなく「一発勝負で氷の感触をうまくつかめなかった」とこぼした。

 挑戦に意欲を示していた4回転サルコーもフリー当日の調子と演技序盤に続いた失敗から回避した。今季はグランプリ・シリーズで表彰台に上がれず、世界選手権代表入りも逃した。平昌冬季五輪の切符を目指す勝負の来季に向け「4回転2種類が大前提になるようにしたい」と巻き返しを誓った。