フィギュアスケート世界ジュニア選手権(3月15日開幕、台北)に出場する坂本花織(16=神戸ク)が13日、出発前の関西空港で女王から「ハグパワー」を授かったと明かした。2月の4大陸選手権(韓国)で初出場初優勝した三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)は一緒に練習する先輩。「土曜日(11日)に『パワーあげる!』って、めっちゃハグしてもらいました」と応援に感謝した。

 出場が決まっていた2月の冬季アジア大会(札幌)は、直前でインフルエンザにかかり欠場。札幌市内のホテルで6日間、部屋にこもる生活が続いた。その後は「急ピッチで筋力をつけました」とニヤリ。練習から離れたことで生じたジャンプの感覚を、きっちりと取り戻してきた。

 台湾には友人らから受け取ったお守りを持ち込む。かばんから取り出したお守りを数え「1、2、3、4、5、6、7! あっ、ラッキー7や!」と明るく、ノリのいいキャラクターは健在。「(インフルエンザの影響は)大丈夫です。来季は(18年平昌)オリンピックを目標にしている。シニアに上がらないと厳しい。この試合で最後にしたい」とジュニアの大舞台で表彰台を目指す。