フィギュアスケート世界ジュニア選手権(15日開幕、台北)に出場する白岩優奈(15=関大KFSC)が13日、関西空港から台湾へ出発した。

 昨年12月の全日本選手権前に腰を痛め、今年2月の全日本中学校大会では170・08点の4位と本来の力を出せなかった。まだ痛みがあるためビールマンスピン(片脚を頭上に持ち上げるスピン)は回避するが「ジャンプ全体の回数を減らして、スケーティングの練習をしてきた。まだショート(プログラム)で1回もノーミスがない。今までの練習を全て出して、パーフェクトにしたい」と意気込んだ。

 台湾は初めてで、試合後に小籠包を食べる楽しみも待っている。「先生(浜田コーチ)がリサーチしてくれて、お店の名前までバッチリです」。15日にある京都・大枝中の卒業式には参加できないが「みんなに『頑張って』と声をかけてもらいました」。中学校生活最後となる世界の舞台で、卒業に花を添える。