女子SPで、今季ジュニアグランプリ(JGP)ファイナル3位の坂本花織(16=神戸FSC)が、ノーミスの演技で67・78点をマークし、3位につけた。

 最初のジャンプ3回転ループを美しく着氷。ジャズのリズムに合わせ、3回転フリップ-3回転トーループの連続技、2回転半とすべてのジャンプを決めた。ジャズのリズムに合わせ、すべての要素を大きなミスなく滑りきると、思わず「しゃー」と声を出し、ガッツポーズで喜んだ。

 坂本の武器は跳び幅のあるジャンプ。2つのジャンプで1点以上の加点を引き出し、自己ベストを2・12点更新した。「今季最後の大きな舞台で全てを出しきり、自己ベストを出せたのはうれしい。(JGP)ファイナルで悔しい思いをして、そこから練習してきたことが出せた」と胸を張った。