世界5位の錦織圭(27=日清食品)が敗れ、念願のマスターズ大会初優勝はならなかった。

 同18位のジャック・ソック(米国)に3-6、6-2、2-6のフルセットで敗れ、今季初のマスターズ大会は8強止まりだった。

 錦織は、最後まで、ソックの回転量が多いストロークとサーブにタイミングが合わず。得意のストローク戦になっても、打点で体勢が崩れることが多く、コントロールができなかった。特に「世界一」と称されるバックハンドがまったく機能せず、得意のクロスからストレートへの展開が発揮できなかった。

 何とかリズムを引き寄せ第2セット奪ったが、最終セットの第1ゲームで、自分のサービスゲームを落とし、完全に流れはソックに行ってしまった。

 次戦は昨年準優勝で、同じマスターズ大会のマイアミ・オープン(22日から)に出場予定。