今季ジュニアグランプリファイナル3位で、ショートプログラム(SP)3位の坂本花織(16=神戸FSC)は、フリーで127・76点、合計195・54点といずれも自己新をマークし、2季ぶり2度目の出場で初の表彰台となる3位に入った。

 冒頭の3回転フリップ-3回転トーループの連続技など、得意のジャンプはすべて成功。SPに続きノーミスでまとめ「やっと目標を達成できた。全く悔いはない」と笑顔で今季を締めくくった。

 「舞依ちゃんには負けてられないと思って滑った」。幼少期から同じリンクで練習し、2月の4大陸選手権で優勝するなどシニア1年目で活躍する三原舞依(17)の存在が、刺激となっていた。来季は坂本もシニアデビューとなる。夢の平昌五輪出場に向け、「ジャンプの勢いはそのままで、表現力やスケートを評価してもらい戦える選手になりたい」とレベルアップを誓った。