波乗りジャパンが、20年東京五輪に向けて本格的に動きだした。日本サーフィン連盟(NSA)の強化指定選手合宿が18日、千葉・鴨川市でスタート。昨年8月に五輪実施が正式決定して以来初の合宿には、海外に拠点を置く選手も含めて男女60人が参加した。

 男子のホープ大原洋人(20)が、五十嵐カノアに続くチャンピオンシップツアー(WCT)入りを宣言した。15年に日本人として初めてUSオープンを制したが、目標のWCT入りは五十嵐に先を越された。「カノアは入ると思っていたし、自分とは関係ない」と言いながらも「昨年はカノアには負けていない」とライバル意識もチラリ。12日にはオーストラリアで行われたWCTの下部にあたるWQCで優勝。「自信になった。今年か来年にはWCTに入る」と強気に話した。