バレーボールのプレミアリーグは19日、東京体育館で男子決勝第2戦が行われ、東レが豊田合成を3-1(第1戦、3-0)で破り、8季ぶり3度目の優勝を果たした。1-1で迎えた第3セットをベテラン米山裕太(32)の連続サービスエースなどで奪うと、リードを許した第4セットも逆転で制した。強化してきたサーブを武器に、全日本選手権との2冠を達成した。

 富松のスパイクで勝利が決まると、小林監督は何度も拳を握りしめた。インタビューでは、時折声を詰まらせ「チーム全員が役割をまっとうし、最高の仕事をしてくれた。サーブを強みにするという、やってきたことが形になってうれしい」と選手をたたえた。速攻を効果的に使い、攻撃を操ったセッター藤井は「自分たちの実力が証明できた」と胸を張った。