ハンドボール女子日本代表が、劇的な逆転勝利で世界キップを手にした。

 世界選手権(12月・ドイツ)の予選を兼ねたアジア選手権準決勝が行われ、日本は中国と対戦。後半17分過ぎまで16-22と大量6点のリードを許したが、大山真奈(24)横嶋彩(26)らのゴールで猛追。残り59秒でエース横嶋が決勝ゴールを決め、27-26と振り切った。日本は22日の決勝進出を決め2位以内が確定。上位3カ国に与えられる世界選手権出場権を12大会連続で獲得した。

 昨年就任したウルリック・キルケリー監督(45)は大会前に「世界選手権出場権獲得が最大の目標」と話した。五輪は76年モントリオール大会以来出場から遠ざかっている女子だが、世界選手権は95年大会以来の常連。次回19年世界選手権の熊本開催も決まっているから、出場を逃すわけにはいかなかった。20年東京五輪を目指して大幅に若返ったチームだけに経験不足も心配されたが、鮮やかに逆転してみせた。

 もう1試合は韓国がカザフスタンに41-20で大勝した。決勝は22日に行われる。