日本の女子バレーボールで初めて五輪4大会連続出場を果たした木村沙織(30)が22日、所属チーム東レの本拠地の大津市で引退記者会見し「前ほど悔しいというのがなくなった。プレーがどうこうより、気持ちの部分で薄れてきたものがあった」と理由を語った。プレミアリーグ開幕前の昨年10月に今季限りでの引退を表明していた。

 木村は「いつやめてもいいと思ってやってきた」と話し、銅メダルに輝いた12年ロンドン五輪後や主将を務めた昨年のリオ五輪後も引退を考えたことを明かした。現時点で後進の指導にあたることは考えていない。昨年結婚したばかりで「ゆっくりしながら、家族の時間をつくりながら、主婦をしながら、私らしく第2の人生を楽しみたい」と話した。25日のオールスターには出場予定。