テニス界に“足長おじさん”が誕生だ。配置薬やドラッグストアを展開する富士薬品は22日、本社のあるさいたま市内で会見を開き、12~14歳の女子テニス選手を支援する「富士薬品セイムス ワールドチャレンジプログラム」を立ち上げたと発表した。毎年約4カ月間の海外遠征の費用を3年間支給し、未来のスターを育成する。

 ◆ジュニア支援 テニスでいえば、錦織圭や西岡良仁を支援したテニス協会の盛田正明名誉会長の「盛田テニス基金」が有名だ。ゴルフでは、ジュニアゴルファー育成財団が14年に設立され、団体や個人に対し、ジュニア育成のための資金を援助している。サッカーでは、日独フットボール・アカデミーが、欧州チャンピオンズリーグで活躍する選手を育成するのを目的とし、小3~6年を対象とした選手を選抜。ドイツとの交流を行っている。また、日本オリンピック委員会がスポーツ振興くじの助成金で行っているエリートアカデミー事業も、支援の1つだ。中1から高3までの卓球やレスリングなど5競技が対象だ。