政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の体育、スポーツ政策を立案する政府間委員会(CIGEPS)のメンバーに初めて立候補したことが23日、分かった。

 2020年東京五輪・パラリンピックを見据えたスポーツ庁の取り組みで、国際スポーツ界での日本の地位向上を図る狙いがある。11月のユネスコ総会で改選される。

 18カ国・地域で構成されるCIGEPSはスポーツを通じた平和や開発、教育などをテーマに具体的な政策を議論する。

 日本は学校の部活動や運動会、体育授業などのノウハウを途上国支援に生かしたい考え。日本製の用具や施設の普及で、経済効果につなげることも視野に入れる。