新潟アルビレックスBBは中地区首位の川崎ブレイブサンダースに71-90と大差をつけられての敗戦で3連敗となった。順位は中地区4位のまま。苦闘の中、右アキレス腱(けん)の負傷から復活したスモールフォワード(SF)池田雄一(33)が、3点シュート3本を含む13得点と見せ場をつくった。

 「チームメートがシュートを打たせてくれたので、思いきり狙った」。第2クオーター(Q)の残り8分6秒で3点シュート、残り7分29秒ではミドルシュートを決めて21-30。直後に川崎にタイムアウトを取らせるなど、チームを追い上げムードに乗せた。第2Q終了時で35-38と肉薄したが、第3Qに30失点と主導権を握られ、活躍は結果にはつながらなかった。

 ただ合計13得点はチーム2番目、守備ではチーム最多の3スチールを記録した。池田は第20節京都戦(2月18日)戦で右アキレス腱を痛め、前節北海道戦(3月18、19日)で復帰。前節は2試合合計16分ほどの出場時間だったが、この日は30分コートに立った。「チーム全体がもっと我慢強くプレーしないと」。連敗脱出に向けた課題を強調した。