栃木が立ち上がりのリードを守って、58-49で香川に逃げ切り勝ちした。

 第1Q、栃木は8-0とリード。ディフェンスリバウンドからの攻撃を柱に得点を重ね、同Qを20-9で優位に試合を進めた。そして、栃木市立西方中2年の佐藤叶望(かのみ)世望(つぐみ)の双子ガードがコートを走り回り、前半は34-21で終えた。

 第3Qに足が止まり、香川の追い上げを許したが、チームの得点源・佐藤多伽子(宇都宮市立陽南中2年)のバスケットカウントで50点に乗せると、そのまま逃げ切った。

 佐藤崇仁コーチ(34)は「初めての東京体育館だったので、立ち上がりに思い切ってシュートを打たせた。オールコートディフェンスがオフェンスにつながった。入りが良かったので勝てた」と笑顔。そして、目標のベスト4に向け「足が止まった時に、動きを作ってやりたい」と反省も忘れなかった。