総合力に勝る東京Aが、54-28で静岡に走り勝った。

 東京Aは出場したメンバー全員が粘り強いディフェンスから速攻を見せ、要所で得点した。また、191センチの浅野ケニー(江戸川区立二之江中2年)が、前半終盤にバスケットカウントで3点を奪い、流れを引き寄せた。

 森圭司コーチ(37)は「みんなでディフェンスを頑張り、リバウンドが次第に良くなった」の勝因を分析した。浅野については「チームを組んだ当初は攻守で迷子になっていたが、闘争心が出せるようになってきた」と、その成長ぶりに目を細めた。

 そして、「エースはいないが、12人全員に実力がある」というチームについて、「次も誰が中心という訳ではなく、コンビネーションでいきたい」と、再び総合力での勝利を誓っていた。