旅行代理店大手のJTBは29日、2019年ラグビーW杯日本大会の国内唯一の公式旅行会社に決まり、国内の観戦チケット付きツアーの企画、販売を独占的に行うと発表した。

 また、観戦券に食事やエンターテインメントを組み合わせた新たな観戦形態を提供する「スポーツ ホスピタリティー事業」に乗り出すことも発表。過去のW杯で実績のある英国の専門会社「スポーツ トラベル ホスピタリティー グループ(STH)」と協力し、日本大会で5万人分の販売を目指していくという。

 都内で会見した高橋広行社長は、12都市で開催するラグビーW杯日本大会について「地方の魅力を発信する大きな解決策になると期待している。観戦と観光をセットで考えてもらえるように仕掛けていきたい」とコメント。ホスピタリティー事業に関しては「新しい事業モデルになるが、魅力的なマーケットになると確信している」と話した。