日本時間30日午後6時半から始まるフィギュアスケート世界選手権の男子ショートプログラム(SP)に登場する日本勢が30日午前、ヘルシンキの会場で最終調整を行った。

 最終第6組の第1滑走で、3季ぶりの頂点を狙う羽生結弦(22=ANA)は軽いアップの後、すぐにSP曲に合わせた練習を行った。最初の4回転ループは着氷が乱れ、続く4回転サルコー-3回転トーループはきれいに成功。最後のジャンプ3回転半(トリプルアクセル)は跳んだ瞬間にゆるみ、失敗した。その後の時間を使い、4回転ループを何度も試みたが、1度も跳べず、不安を残したまま練習を終えた。

 一方、羽生に続く滑走順32番の宇野昌磨(19=中京大)は2月のアジア冬季大会から着用する青い衣装で登場。SPに予定している4回転フリップ、同トーループを決めるなど絶好調だった。