フィギュアスケートの06年トリノ五輪男子金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ(34)が3月31日、引退を表明した。タス通信などが伝えた。今後はコーチとして後進の指導にあたる意向という。

 男子で一時代を築いたプルシェンコの引退表明を受け「絶対王者」と憧れてきた羽生結弦(22)は「本当ですか」と驚きの表情を浮かべた。かつて髪形をまねたほどで、居合わせた関係者は「(羽生が)一緒に平昌五輪に出たいと言っていたのにね」と明かした。プルシェンコが2位に入った10年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得した高橋大輔さんは「30代まで続けて、まさに偉大なスケーター。レジェンドです」と惜しんだ。