2月のグランドスラム(GS)パリ大会男子66キロ級金メダルの阿部一二三(19=日体大)が高市賢悟に一本勝ちし、2連覇を達成した。

 圧倒的な力を見せつけた。各階級計8人で争い、阿部は1回戦、準決勝、決勝の3試合をオール一本勝ち。今夏の世界選手権(ブダペスト)代表の座を確実にした。「オール一本勝ちは成長している証。リオ五輪に出場できず、ずっと世界選手権を狙っていた。20年東京五輪までの3年弱はずっとこの階級のエースでいないといけない。世界選手権で自分の力がどこまで通用するのか楽しみです」と、5カ月後の本番に向けて気合を入れた。

 その他、男子60キロ級は永山竜樹、同73キロ級は橋本壮市、女子63キロ級は津金恵、同70キロ級は新井千鶴、同78キロ級は梅木真美、同78キロ超級は素根輝(そね・あきら)が優勝した。