まだまだ伸びます-。卓球の世界選手権個人戦(5月29日開幕、ドイツ・デュッセルドルフ)に史上最年少で日本代表に選ばれた張本智和(13=エリートアカデミー)が7日、中国・無錫で開催されるアジア選手権(9日開幕)出場のため、羽田空港から出発した。

 4月から中学2年。「周りから中2と言われるけど、慣れない。少し先輩になったなと感じるが、卓球に年齢は関係ないので」と話す。成長期だけに「1月から2、3センチ(身長が)伸びた」と、現在171センチ。この2年で身長は15センチ以上も高くなった。足のサイズが27・5センチと大きいため、まだまだ身長は伸びそうで、本人も「180センチはいきたい」と願望を込めた。

 昨年12月の世界ジュニア2冠も、1月の全日本選手権はジュニアのシングルス準々決勝で敗退。課題を残したフォアドライブ、フットワークを改善してきた。卓球の場合、当然だがアジア選手権でも世界最高峰の大会。「どんな大会でも優勝が目標。ただレベルが高いので1試合1試合頑張りたい」と、口元を引き締めた。