東地区3位の千葉ジェッツが、同首位栃木ブレックスに快勝した。前節でプレーオフ進出を決めたが、その勢いで第1Qから栃木を圧倒。日本代表の小野龍猛主将がいきなり3点シュートを沈めるなど、エースガード富樫とともに攻撃の起点となって、チームにリズムをもたらした。

 197センチの小野は、相手チームの日本人マークが背の低い選手が多く、そのギャップを使っての攻めがチームの戦術の1つとなっている。この日も、ゴール下で体を使ってシュートをねじ込んだり、高い位置に上がって3点シュートをねらったりと、頭を使ったプレーで勝利に貢献した。小野は「外だけにならず、中で状況判断して攻撃できた」と話した。

 29得点を挙げたタイラー・ストーンは「プレーオフは決まったけど、ボクらは2位になって、ホーム開催を目指している。千葉のすばらしいファンの前で、プレーオフにプレーする」と、2差に迫ったアルバルク東京を逆転して2位になることを誓っていた。