丸川珠代五輪相は11日の閣議後の記者会見で、引退を発表したフィギュアスケート女子の浅田真央(中京大)について「オリンピックということでは金メダルを取れなかったが、彼女の存在や輝きは金メダルだったと思う」と称賛した。

 最も印象に残る場面として2014年ソチ冬季五輪でショートプログラム(SP)の出遅れから挽回したフリーの演技を挙げ「あの姿は本当に素晴らしい精神力と、そして最高の輝きだった」と振り返った。

 引退は前夜の報道で知ったそうで「ぎりぎりの精神状態と向き合って競技人生を送ってこられたと思う。非常にあどけない笑顔がだんだん大人の女性に変わっていく中でも清潔さやかれんさを失わなかった。本当に礼儀正しいすてきな方で尊敬している」とねぎらいの言葉を寄せた。