東地区4位のレバンガ北海道が同地区5位のライバル秋田ノーザンハピネッツとの接戦を制し、今季3度目の3連勝を飾った。

 手に汗握る終盤だった。第4クオーター(Q)残り7分からは点差が開いても5点と拮抗(きっこう)した展開。北海道は11本のシュートを外し差を詰められたが、ファウルを受けたダニエル・ミラー(25)がフリースロー4本すべて決めるなどして振り切った。水野宏太監督(34)は「最後まで粘って粘って」と接戦を振り返った。

 司令塔の多嶋朝飛(28)が3ポイント4本を含む14得点を挙げたが、2桁得点は多嶋1人だけ。水野監督は「それでも我慢して勝てたのがチームの精神的な成長」とたたえた。B1残留プレーオフ(総合順位15~18位)に関わる順位は13位のまま変わらないが、3連勝で下位に差をつけた。多嶋は「昨日(10日)の試合で自分のマークマンが離れたので今日は思い切り打った。残り試合は少ないが強いチームにも勝ちたい」と気合十分だった。