女子バスケットボール日本代表の渡嘉敷来夢(25)が12日、5月13日に開幕する米国女子プロリーグWNBAのシアトル・ストームに合流するため、成田空港発の便で渡米した。米3シーズン目に向けて「何度行っても楽しみな気持ちは変わらない。米国では、インサイドだけではなく、外からの攻めや、点の取り方を課題にレベルアップしていきたい」と抱負を語った。

 渡嘉敷は15年4月にストームと契約を結び、萩原美樹子、大神雄子に次ぎ3人目のWNBAプレーヤーになった。「みんながあまりに3人目、3人目というので、何か1つでもいいから1人目になりたい。7月22日にオールスター戦があって、選ばれたら日本人初になるので、是非選ばれたい。みなさんも私に投票してください」とジョーク交じりに話していた。

 国内女子のJX-ENEOSで決勝でトヨタ自動車を破り、史上初の全勝優勝の原動力となった渡嘉敷。国内のオフシーズンの間は、WNBAで技術を磨き20年東京五輪を目指す。