日本テニス協会は12日、東京都内で常務理事会を開き、男子国別対抗戦デ杯の日本代表の新監督に1996年アトランタ、2000年シドニー両五輪代表の岩渕聡氏(41)の就任を決めた。14年デ杯で日本を8強に導いた植田実氏の後任となる。

 岩渕氏はダブルスを中心にデ杯で活躍し、引退後の10~15年には代表のコーチも務めた。現在は日本オリンピック委員会(JOC)のスポーツ指導者海外研修員としてロサンゼルスに留学中で、25日に帰国して記者会見する予定。

 日本協会の福井烈常務理事は「デ杯を熟知しており、若くて選手に近い。フットワーク軽く動いてほしい」と期待を込めた。