伊達武将隊を味方に、Bリーグ1部(B1)仙台89ERS楯昌宗(29)が、今季最後の「東北の戦い」に出陣する。今日15日からホームで秋田ノーザンハピネッツと2連戦。仙台は東地区どころか、B1全18チーム中最下位と苦しむが、楯は「本当に負けられない試合。何が何でも連勝する」と盾突く構えだ。

 今年は仙台藩主・伊達政宗の生誕450年。16日には奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」が来場する。楯は3月に初めてよろい甲冑(かっちゅう)を着て、右目に眼帯をして独眼竜政宗に扮(ふん)したPR写真を撮影した。「特別な気持ちになった」と明かす。昌宗の名前は、父伸顕さんが政宗にあやかった。3点シュートを武器にし「守備でもエナジーを与えたい」と大暴れを誓った。「武将隊の後押しもある」と援軍を心の支えにして、秋田征伐に挑む。【久野朗】