B1全18チーム中最下位の東地区仙台89ERSが4連敗を喫し、下位4チームで争われる残留プレーオフ(PO)に回ることが決定的となった。

 第2クオーター(Q)は秋田ノーザンハピネッツの堅守に苦しみ、フリースローだけによる5点。間橋健生ヘッドコーチ(HC、45)は「第2Qがすべてだったと思う。ここでリズムを失った。一番の敗因だと思う」と厳しい表情で話した。

 残留PO圏の17位滋賀がこの日勝利し、仙台とのゲーム差は1となった。仙台は15位横浜、16位富山と勝率で並んでも、滋賀を含めた3チームとの当該対戦の得失点差で劣るため、順位で上回ることができない。間橋HCは「私もそうですけど、本当に真剣に選手が置かれている状況を見つめ直して、やるべきことを再確認することが必要」と言った。

 残るレギュラーシーズン8試合は東地区の栃木、A東京、千葉の3強と6試合も控える。その3チームとの対戦はこれまで1勝15敗とほとんど歯が立たない状況で、白星の積み重ねは厳しい。主力の片岡大晴(31)は「すごく痛いゲームになってしまった。今後の僕らの目指していた道から離れてしまって残念」と残留PO回避が遠のき、がっくり肩を落としていた。