東地区5位の秋田ノーザンハピネッツが、残留プレーオフ回避へ大きな1勝を挙げた。

 3点を追う第2クオーター(Q)に堅守を発揮。仙台89ERSをフリースローだけのわずか5点に抑え、攻撃では20点を奪って流れを引き寄せた。

 長谷川誠ヘッドコーチ(HC、46)は「出だしから我々のディフェンスができた。特に第2Qを5点に抑えることができた」と、第2Qを勝因とした。第1Qにインサイドを攻め込まれたことで「アウトサイドのプレッシャーを上げた」と、スコット・モリソン(31)。外の守備を固めて、仙台が中へ攻め込む機会を減らした。

 B1(1部)全18チーム中14位。下位4チームで争われる残留PO圏の15位横浜がこの日敗れ、ゲーム差は1に広がった。横浜と勝率で並んでも当該対戦の得失点差で上回るため、実質1・5ゲーム差。長谷川HCは「勝ったことで次にステップアップできる」と話した。

 この日27歳のバースデーを迎え、2桁の10得点と活躍した谷口大智は「連戦が続く。誕生日は明日勝って、秋田に帰って祝いたい」と、今季最後の東北ダービーでの連勝を誓った。