東地区のB1全18チーム中、最下位の仙台89ERSが5連敗を喫した。

 第1クオーター(Q)を15-15と互角に戦ったが、第2Q以降は秋田ノーザンハピネッツの実力に屈した。攻撃リバウンドを10個しか奪えず、守備リバウンドになる秋田は25。間橋健生ヘッドコーチ(HC、45)は「今日の試合はオフェンスリバウンド。うちのすべてのリズムを崩した」と敗因を分析。2連勝をもくろんだ東北ダービーに連敗し「真摯(しんし)に受け止めるしかない。これが我々の実力」と肩を落とした。

 東地区の3強、栃木、A東京、千葉と6試合を控えることから、既に5月13日に始まる下位4チームで争われる残留プレーオフ(PO)に回ることが決定的。17位滋賀とは2ゲーム差に開いた。残る7試合のレギュラーシーズンを、間橋HCは「残留POを見据えながら、課題を1つ1つ消していく」と、今後は降格を免れる戦い方を視野に入れる方針を示した。

 司令塔の石川海斗(26)が左足甲を、得点源のウェンデル・ホワイト(32)は右膝を痛めて欠場が続く。主将の志村雄彦(34)は「正直言うと、チーム状態は最悪」と漏らし「チームとして勝つパターンを、もう1度考え直す必要がある」と危機感をあらわにした。