B1東地区5位、全18チーム中14位の秋田ノーザンハピネッツが、下位4チームで争われる残留プレーオフ(PO)回避へ、また1歩前進した。

 仙台89ERSとの今季最後の東北ダービーに連勝した。長谷川誠ヘッドコーチ(HC、46)は「来週、再来週につながるいいゲーム」と評価。同点で迎えた第2クオーター(Q)に26点を奪って流れをつかんだ。第3Q以降も、第2Qに4本成功した3点シュートを効果的に沈めた。主将の田口成浩(27)は「大事なところで決まった」と胸を張った。

 残留PO圏の15位横浜が連敗し、連勝した秋田はゲーム差を2に広げた。レギュラーシーズンは7試合を残すだけだが、熱狂的なブースターが大勢かけつけるホームゲームを6つ控える。田口は「先を見据えるのではなく、目の前の試合をやることが鍵」と、大きな1勝にも浮かれた様子はなかった。