柔道の世界選手権(8~9月、ブダペスト)に向けた男子日本代表の強化合宿が17日、神奈川・平塚市で公開され、73キロ級の橋本壮市(25=パーク24)が遅咲きの活躍を誓った。

 25歳で初の世界選手権出場に「やっとスタートラインに立てた。気持ちは若手。しっかり優勝して世界王者になる」と力を込めた。東海大相模高時代の同級生に羽賀龍之介、後輩に高藤直寿(23)らの五輪メダリストがいる。「負けられない」との反骨心で急成長した。同じ所属でリオ五輪66キロ級銅メダルの海老沼匡を尊敬する。6月の全日本実業団対抗(富山)が五輪後初の実戦となるが「(今後は海老沼が)73キロ級に上げるかもしれない。しっかり決めていないみたいですが」と、将来のライバルになる可能性を示唆した。