SP7位の羽生結弦(22=ANA)が、フリー200・49点で1位となった。
SP首位の宇野昌磨(19=中京大)は、198・49点で2位に入った。
3位は190・74点のパトリック・チャン(カナダ)。
日本は23点を加え、合計81点で暫定首位となった。
<総合成績>
順位 | 選手 | FS |
---|---|---|
1 | 羽生結弦(日本) | 200.49 |
2 | 宇野昌磨(日本) | 198.49 |
3 | パトリック・チャン(カナダ) | 190.74 |
4 | ネイサン・チェン(米国) | 185.24 |
5 | ミハイル・コリヤダ(ロシア) | 184.04 |
6 | ジェイソン・ブラウン(米国) | 179.35 |
7 | 金博洋(中国) | 174.63 |
8 | シャフィック・ベセイエ(フランス) | 157.46 |
9 | ケビン・レイノルズ(カナダ) | 150.41 |
10 | マキシム・コフトン(ロシア) | 148.29 |
11 | ケビン・エイモズ(フランス) | 127.43 |
12 | 李唐続(中国) | 125.32 |
【羽生結弦】
冒頭の4ループはうまく着氷。4サルコーは回転不足。4サルコー-トリプルアクセルもうまく着氷。3連続ジャンプは最後にバランスを少し崩すが着氷した。演技後は少し悔しそうな表情を浮かべ客席の声援に応えた。
コメント
結果的には悔いが残ってる。申し訳ない気持ちがあるが、ただ自分としては後半の4回転2発を頑張ろうと、しかもコンビネーションでサルコーをつけようと気持ちを持って、挑んだものだったので、いい収穫があった。(宇野は)充分やってくれますし、何しろショートで1位を獲ってくれているので、彼も伸び伸びと彼らしくやってほしい。女子もダンスもペアも、全力で最後の一滴まで出し切ろうと頑張って下さっているので僕もそれにしっかりパワーを送れるように応援したい
- 男子フリー 演技する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー 演技する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー ジャンプで失敗する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー 演技する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー 演技する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー 演技を終えた羽生(手前左から2人目)はリボンをつけてVサイン(撮影・山崎安昭)
【宇野昌磨】
冒頭のループは難なく着氷、4フリップは着地時にバランスを崩す。中盤の連続ジャンプで転倒。後半の3連続ジャンプやトリプルアクセルなどはうまく着氷した。演技後は表情をあまり崩さず客席の声援に応えた。キスアンドクライでは三原らとハイタッチを交わした。点数発表時に羽生は「ありがとうございました。ショート申し訳ございません!」とカメラに向かって話した。
<コメント>
予定のジャンプは全て挑めてよかった。出る前、この曲にありがとうという気持ちでいっぱいで、真剣に集中して頑張ろうという気持ち以上に感謝という気持ちで、最後まで気持ちよく滑れました。みなさん頑張ってというより、楽しんでということを伝えたいです
- 男子フリー 演技する宇野(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー 演技する宇野(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー ジャンプの着氷に失敗する宇野(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー 演技する宇野(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー 演技をする宇野(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー 得点を確認した宇野(前列中央)は羽生(左)とハイタッチ(撮影・山崎安昭)
国名 | 男子S | 女子S | ペア | アイスダンス | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
日 本 | 41 | 18 | 7 | 8 | 81 |
米 国 | 35 | 12 | 8 | 12 | 78 |
ロシア | 22 | 23 | 9 | 10 | 74 |
カナダ | 22 | 12 | 10 | 11 | 67 |
中 国 | 20 | 10 | 11 | 9 | 59 |
フランス | 16 | 3 | 12 | 7 | 46 |
<滑走順とSP得点>
<第1グループ>
1=ケビン・レイノルズ(カナダ)61.88
2=マキシム・コフトン(ロシア)64.62
3=李唐続(中国)65.24
4=ケビン・エイモズ(フランス)67.23
5=シャフィック・ベセイエ(フランス)81.93
6=羽生結弦(日本)83.51
<第2グループ>
7=パトリック・チャン(カナダ)85.73
8=ジェイソン・ブラウン(米国)94.32
9=ミハイル・コリヤダ(ロシア)95.37
10=金博洋(中国)97.98
11=ネイサン・チェン(米国)99.28
12=宇野昌磨(日本)103.53
◆世界国別対抗戦 5回目となる国際スケート連盟(ISU)公認大会。世界上位6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝者には12点、2位には11点、と与えられ、合計点で優勝国を決める。今大会の参加国は日本の他にカナダ、ロシア、米国、中国、フランス。日本は第2回の12年に初優勝、第1、3、4回は3位。