東地区4位のレバンガ北海道は70-82でアルバルク東京に敗れ、B1残留決定は今日23日の同カード以降に持ち越した。野口大介(33)がチーム最多の16点、大卒ルーキーの関野剛平(22)が効果的な2本の3点シュートを決めるなど、東海大四出身の道産子が活躍。第3クオーター(3Q)で一時同点に追いつく粘りを見せたが、東地区2位の底力に屈した。

 終了のブザーと同時に、3504人のため息が漏れた。第4Q中盤、折茂武彦選手兼社長(46)の3点シュートで5点差まで詰め寄ると、この日1番の大歓声がわき起こったが、そこまでだった。残り6試合で、ワイルドカードでのチャンピオンシップ出場が消滅。水野宏太監督(34)は「強豪から勝ちきるだけの力がなかった」と悔しがった。

 今日23日の試合でA東京に対する連敗を14で止め、中地区16勝38敗で5位の富山が負ければ、来季B1残留が決定する。横田陽CEO(40)が「チームの今後を左右する」という残留への圧倒的有利は変わらないが、この日はジャマール・ソープ(32)が体調不良で欠場。日本代表候補の西川貴之(25)も本調子を欠き、後半は出番がなかった。「課題を明日への糧にしたい」と野口。高い壁を乗り越え、来季への希望をつかむ。【中島洋尚】

 ◆チャンピオンシップ消滅 レバンガ北海道は残り6戦全勝でも27勝で、3地区3位以下の勝率上位2チームに入る可能性がなくなった。