社長も兼務するため、シーズン中でも午前中に営業で札幌市内を回り、午後に練習に参加、その後に講演会などの活動をこなす。来季中に2億円あまりの債務超過を解消できなければ、リーグ規定で3季目をB1で迎える権利は奪われる。46歳でチーム日本人で最多得点、4季ぶり7度目の年間500点まで13点と、選手として実績を積み重ねるが、クラブ運営でも成果を求められる立場にある。折茂は「次の試合で残留を決められるよう、戦う準備をしないと」。まずはプレーでチームの来季を決め、次のミッションも成功させる。【中島洋尚】

 ◆B1残留の条件 B1残留プレーオフには東・中・西地区18チームの下位4チーム(15~18位)が出場。北海道は現在13位(21勝)で、15位横浜(対戦成績2勝)16位富山(同1勝1敗)17位滋賀(同2勝)が16勝で並んでいる。北海道は残り5試合で1勝すれば無条件で残留決定。全敗しても、対戦成績が互角で、直接対戦2試合の得失点差で上回っている富山が全勝しなければ残留となる。