卓球のアジア選手権を制した平野美宇(17=エリートアカデミー)が24日、羽田空港に帰国した。世界ランク1、2、5位の地元中国勢に3連勝しての優勝に自信を深め、「(1月の)全日本で優勝し、アジアで優勝。次は世界で優勝したい」。5月29日開幕の世界選手権(ドイツ・デュッセルドルフ)の目標はメダルから金メダルに上方修正した。

 ◆平野のアジア選手権(中国・無錫)対中国人3連勝VTR 女子シングルス準々決勝で世界ランク1位で、リオ五輪の個人、団体金メダルの女王、丁寧と対戦。0-2の崖っぷちから3-2と逆転勝利して勢いに乗る。準決勝は同2位の朱雨玲に3-0のストレートで快勝。決勝で同5位の陳夢を圧倒し、中国選手に3連勝して優勝した。日本人選手としては74年枝野とみえ、96年小山ちれに続く3人目の快挙だった。国際卓球連盟は公式ホームページで快進撃を「ハリケーン・ヒラノ」などと伝えた。