男子プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道は15日、アウェー秋田ノーザンハピネッツ戦(29、30日)に向けて札幌市内で行った練習を公開した。国内リーグ通算4000得点まで残り6、同通算500試合出場まで2試合の桜井良太(34)は、右足首痛で練習参加できなかった。「痛みは先週から。今朝は痛くて足を地面につけられなかった。なんとか週末には間に合わせたい」と、悲愴(ひそう)感を漂わせた。

 同じ痛みが襲ったのは、開幕前を含め今季3回目。過去に両足首を手術しており、試合が続くと疲労がたまり、激痛が走る。この日は練習するチームメートを横目に、トレーナーの治療を受け続けた。「先週の試合(22、23日A東京戦)は痛み止めを打って出場した。今週も効いてくれればいいけど…」と不安げな表情だ。

 22日の試合で左目の下を3針縫うケガも負ったが、来季は前人未到の国内リーグ500試合連続出場記録が待っており、休むわけにはいかない。何より、B1残留まであと1勝。「4000点もB1残留も早く決めないとハラハラして、日常生活でも落ち着かない。今週で一気に決めます」。満身創痍(そうい)の体にむち打ち、桜井が今週もコートに立つ。【中島洋尚】