女子テニスで2014年ウィンブルドン選手権準優勝のウージニー・ブシャール(カナダ)が26日、トルコメディアの取材に対し、ドーピング違反による資格停止処分から復帰を果たしたマリア・シャラポワ(ロシア)について「彼女はペテン師。復帰を認めるべきではない」と批判したとロイター通信などが伝えた。

 シャラポワは26日にドイツのシュツットガルトで行われたポルシェ・グランプリのシングルス1回戦でロベルタ・ビンチ(イタリア)を下し、復帰戦を勝利で飾った。ブシャールは「正しいことをしている他の選手にとって不公平。(女子ツアーを統括する)WTAは子どもたちに間違ったメッセージを示している」と述べた。シャラポワを巡っては、主催者推薦を受けてツアー復帰することに批判の声が上がっていた。