全日本柔道連盟(全柔連)は27日、「柔道事故ゼロ運動」を29日から実施すると発表した。5月31日までを重大事故根絶月間と位置付ける。フェイスブックなどインターネットを通じて安全な練習や指導の方法について啓発する。

 全柔連によると、例年5~8月は柔道経験のない新入部員が増える時期で、頭部打撲による事故が集中するという。無理のない練習計画を立てた上で「片足立ちで投げる技は後回し」「熱中症には十分注意」などと呼びかけていく。

 全柔連は2013年度から公認指導者資格制度をスタートさせて対策を講じてきたが、重大事故は断続的に起きている。