元世界ランキング1位でドーピング違反による資格停止処分が解け、復帰戦白星を飾ったマリア・シャラポワ(ロシア)は2回戦に臨み、世界43位のエカテリーナ・マカロワ(ロシア)を7-5、6-1で下した。

 28日の準々決勝では世界73位のアネット・コンタベイト(エストニア)と対戦する。

 シャラポワは「復帰した1回戦は感情的だったが、この試合は落ち着いてできた。練習と実戦は違うので(2回戦まで)うまく滑り出せてうれしい」と話した。

 1年3カ月の処分を受けた30歳のシャラポワは代表に選ばれた昨夏のリオデジャネイロ五輪に出場することができず、ドーピング検査で禁止薬物のメルドニウムに陽性反応を示した昨年1月の全豪オープン以来の実戦となった。

 国際テニス連盟(ITF)が2年間の資格停止処分を下したが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えて処分期間が短縮された。