今月現役引退したフィギュアスケート元世界女王の浅田真央さん(26)が27日、日本スケート連盟の優秀選手表彰祝賀会にサプライズで登場し、特別表彰を受けた。壇上で「うれしい気持ちでいっぱい。これからも挑戦する気持ちを忘れず前進していきたい」とあいさつ。橋本聖子会長から頭に載せる月桂(げっけい)冠を、同郷の後輩宇野昌磨(19=中京大)から花束を贈られ、大きな拍手に包まれた。

 この日表彰された18年平昌五輪を目指す後輩スケーターらには「大変なこともたくさんあると思いますが、山に負けないで乗り越えてほしい」と、エールを送った。自身は夏に予定しているアイスショー「ザ・アイス」に向け、5月から練習を始める。ショー以降の予定は決まっていないが、「いつか“真央リンク”をオープンさせたい」と夢を語った。