主力2人が戻ってくる。Bリーグ1部(B1)東地区の仙台89ERSは明日29日からホームでアルバルク東京と2連戦。司令塔の石川海斗(26)が左足甲、得点源のウェンデル・ホワイト(32)は右膝のケガから復帰する。27日、仙台市内で対人練習などを行った石川は「バスケットができる。本当にうれしい」と言い、ホワイトは「いいインパクトを与えたい」と、意気込んだ。

 仙台はB1全18チームで最下位。29日の第1戦に敗戦か、勝利しても14位秋田が勝てば下位4チームによる残留プレーオフ(PO)出場が確定する。レギュラーシーズンは5試合を残すだけ。7試合にそろって欠場した2人は、試合勘を取り戻すことが求められる。

 2人が抜けた7試合の1試合平均は57点と低調で、チームは7連敗を喫した。残留POへ向けて得点力アップは急務。2人の起用について、間橋健生ヘッドコーチ(46)は「できるだけ長い時間使いたい」と話した。